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1-2.ビデオグラファー 池野一成氏

ライトパネルズ プロフェッショナルボイス
ビデオグラファー 池野一成氏  

2.撮影の質を決める『補助光』の調節

フラッシュが『補助光』という意味をご理解いただけるだろうか? では、まず『補助光』と言う光の持つ意味からご説明しよう。 屋内などで、その部屋を天井からまんべんなく照らす蛍光灯の明かりのことを「地灯り」と呼ぶ。昔のカメラは感度が低く、屋内の暗い照明では、きれいな発色は全くと言っていいほどに望めなかった。必然的に、この時代では、「地灯り」は、ほとんど役に立たなかったのだ。という訳で、きれいな発色をさせるため、大掛かりな照明機材を運び込み、すべての明かりを作り上げるのが常であった。 近年は、カメラの感度も上がり、また、蛍光灯の発色もずいぶん良くなったことから、屋内で暗くて撮影ができないということは全く無くなった。 しかし、仕込んだ照明と異なり、「地灯り」の器具は、ほとんどは動かすことができない固定されたものである。つまり、撮影者側の要求通りの明かりは作れないことがほとんどなのだ。“明るさはあっても自由に動かすことのできない”という「地灯り」の中で撮影を行う場合のときほど、『補助光』がクローズアップという訳である。 部屋の明るさは、「地灯り」での明るさを基準とするが、『補助光』は、主役の人物に当たるその「地灯り」からの影のコントロールが役割となる。これまで、バッテリーライト等がこの『補助光』の役割を担っていたのだが、カメラの感度と「地灯り」のバランスをとると、あまりにも明るすぎるので『補助光』としてのコントロールは難しい。 もちろん、大勢のスタッフをもってライトを持つ人が自由に動けるという状況でのみ、この問題は解消される。私たちは、こうやって光の調整に苦労と工夫を重ねながら、映像を作り上げてきたのである。

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≫1.デジタル化前と後の撮影
≫ 2.撮影の質を決める『補助光』の調節
≫ 3.LEDライトの登場で、『補助光』が変わる
≫ 4.新しい灯りを手に入れた~LITEPANELS登場1
≫ 5.新しい灯りを手に入れた~LITEPANELS登場2
 プロフィール
池野一成

VPプロデュース、VPディレクションをメインに活動するプロデューサー。
その他、ビデオカメラ、スチール撮影、各種原稿、ビデオ教室講師など、幅広く活動。 ビデオ専門誌のレビューでも活躍。
株式会社エース・ワン 代表